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DDT両国大会、観てきました。 [プロレス]

コミケ、アキバときて次はプロレス。趣味丸出しの夏です。
今日はDDTプロレスリングの両国大会を観戦。
ddt_ryogoku.jpg
例によって写真は試合開始前、まだダークマッチすら行われていない時間です。
試合中の写真を使わないのは別に肖像権がどーのこーのとかいう理由ではなくて、
ただ単にしゃけが試合は100%本気で観戦モードに入ってしまうので、写真どころの
話ではなくなるためだったりします。

さて、このDDTというプロレス団体はいわゆるインディー団体ということになります。
普段常打ち会場としているのは客席数300前後の会場で、月イチで行う後楽園ホールも
満員にできたとしてもいいとこ1500人程度。
そんな団体が去年末、突然に発表したのが今日の両国国技館大会。
両国国技館はフルで埋めようとすればその収容観客数は10000人にもなる大会場。
果たしてこの両国大会、成功させることができるのか・・・?

結果から言えば、大満足の興行でした。
心配されていた観客動員も8865人(超満員札止め)で、早くも来年の両国大会開催まで
発表されることに。
(9000人足らずで超満員なのは、リング等が見えづらい席を使用不可にしているため)

いやあよかっためでたしめでたし・・・とはいかないんですよね、これが。

なにより、興行が長すぎました。
ダークマッチから数えて5時間15分、その間休憩は開始から3時間経過したところで
やっと20分間実施。通常のプロレス興行ならもう全部終わってる時間です。
今回観戦していた2階席のイスは充分クッションの効いたものでしたが、それでも
これだけ長時間座っていると腰が痛いのなんの。
しかも休憩前の試合が大盛り上がり間違いなしの高木三四郎vsザ・グレート・サスケ。
その上ルールがウェポンランブルなので、時間もネタも使いまくることは必至。
案の定、試合後の中締めが本締めのような雰囲気になってしまうことに・・・。
この時点で観客席、相当ダレてます。
少なくともヲレの席の周りはみな疲れてしまったらしく、試合が進むにつれて段々と
手拍子もコールも小さく、少なくなっていく始末。斜め前の人は完全に寝てました。
休憩明けの残り3試合は、そんな中で行われていたので盛り上がりも今ひとつ。
セミ、メインは普通ならもっと爆発しても良かった内容だったのになあ。

特にワリを食ったのが、休憩明け直後の試合、PSJvs蝶野戦。
ストレートにいってしまうと、このカード、不要でした。
煽りVであったように、元々PSJが新日の練習生だったという過去や、週プロの対談から
今回の対戦に至る流れなど、その辺りの事情は理解していてもそう思います。
まず、「PSJの呪文はメジャー選手に通用するか」というテーマは、すでに後藤(達)、
長井戦でクリアしてしまっているのであまり新鮮味がない。
(正確に言えば、2人とも対戦時には新日を退団していましたが)
試合中、双方のセコンド陣が乱闘状態になったところにPSJが呪文→新日セコンド陣には
効かない、というシークェンスはさっぱり伝わらなかったっぽいし。
更に試合内容も今ひとつ。
ダブルKO状態からPSJだけ起き上がれずにKO負け、という判定が下った瞬間、客席からは
「えええ・・・」のため息。
呪文の効果も含めて、「まさか」も「あわや」もない試合をあのサスケ自爆ショーの
後にやられても厳しい。
これは試合順を前後逆にしておくべきだったのでは。

メインが終わって、エンドロールも終了したのは21:45。
それから9000人がひしめく国技館を出て、総武線両国駅のホームに立ったのが22時。
途中でやっと夕飯をとり、家に帰りついた時には既に日付が変わっていました。
観客はみんながみんな都内から来ているわけではありません。
電車を乗り継いで、何時間もかけて来ている人だって多いはずです。

観客を目いっぱい楽しませたい、という団体の気持ちは伝わりました。
日頃協力してくれているインディー選手をできる限り出してやりたい、それもわかる。
何より記念すべき初の両国大会、これまでのDDTの集大成としたかったのでしょう。
だけど、折角の素晴らしい試合や演出も、観る側の集中力が切れた状態では意味がない。
メインを前に席を立つ人、途中で抜ける人も少なからず見受けられました。
これは観客、団体のどちらにとっても本当に勿体ない話です。
普通の人よりはその辺りの耐性がついているであろう自分も、正直言って後半戦は
かなり意識が散漫になっていました。
来年の両国大会はまだ観に行くかどうか決めていませんが、こうした点は是非改善して
いって欲しいものです。
逆に言えば、それ以外の点である試合やエンタメの面については文句ないんだから。
お願いしますよ、大社長!
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コメント 2

benoit

うーん、さすがに5時間以上はだれますよね。
ちなみに、僕が観た興行で一番短かったのが、パンクラスの旗揚げ戦で、たしかトータルで1時間かかるかどうかだったと思います。
なにせ秒殺が連続でしたから。
その当時は、「ガチでやるとこうなるよな」と純粋に信じていましたが、今考えるとそれも一つの演出だったかもしれません。
あとは、リングスで前田を、ここぞとばかりにヤジっていたら、後日WOWOWを観ていた友人から「お前、うるさい」とクレームを受けたのも、今では良い思い出ですorz
by benoit (2009-08-24 09:38) 

しゃけ

>>benoitさん
ネット上で当日の感想を見ると、ほとんど「面白かった、けど長くて疲れた」と
いう内容でした(w
おかげで今日は一日中ナナメになって過ごしている始末。

しかし今回の興行、平均すると1試合20分以下のはずなのになぜ。
(試合数はダークマッチ2+本戦8)
おそらくは1階部分を埋め尽くしていたDDT常連のノリとレスポンスで
かなり助けられていたと思います。
なにせ5時間以上やっててヤジの1つも飛ばなかったし。あれは凄い。
by しゃけ (2009-08-24 21:04) 

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